ガイナーレ鳥取観戦記 その6 「コの字」型の鳥取魂

奇跡的にとれたその瞬間

Pk失敗

その瞬間、キッカーの木島は頭を抱え立ち尽くした。

GK瀬口は片膝をついて落胆した。


キックフェイントを入れた木島の助走にガイナーレGKは微動だにしない

フェイントをした分助走距離とスピードがない。

木島のシュートはその威力を失う。

しかも悪いことにキーパーの読みが当たり

残った助走距離から蹴り上げた渾身のボールはすっぽりキーパーの腕に収まる。



あのふてぶてしい男でも「あがる」かね・・・・(笑)

何とも人間臭い部分を見た気がした。

そこに怒りやマイナスの感情はない。


改めて思う。ここに戦いに来ているのだ。

サッカーの女神のこれぐらいの気まぐれや意地悪にはもうなれた。

これまで何度、彼女に泣かされスタジアムを後にしたことか・・・


「あ~」といううめき声にも似た悲鳴の後、しばし硬直

しかし、すぐにCLの先導で「カマタマーレ!!」コールが再開される。


この瞬間、あきらかにカマタマーレゴール裏のサポの目が据わった。

ようやく得体のしれないマモノの呪縛から解き放たれたように。


J2昇格はラッキーパンチや幸運、つき・・・・そんなもので掴み取れるものではない。

PKとて確実な得点にはならないの「死闘のスタジアム」にいるのだ。


その時、アウェイサポーター席にあったエネルギーは「願」「祈り」ではない。

「正々堂々崩して取る!!!」

それは自らの退路を遮断した明確な「意志」であった。


木島がPKを外した瞬間、ガイナーレスタンドから大きな歓声が上がる。

ホームゴール裏はもちろんのこと、メインスタンドバックスタンドでも

観客が飛び上がり・立ち上がり歓声を上げる。

魂の叫びであることがよくわかる。


我々のエリア以外すべてのスタジアムが同時に浮きあがったように見えた。

ちょうどカタカナの「コ」の字。

ガイナーレサポーターの「執念」が作り出す緑色のコレオグラフ

深緑の「コ」の字が美しく浮かび上がる。


当然作られてできたものではない。

その魂が自然と作り出した美しい一文字である。


こんなアウェイは初めて経験した。

このエリア以外の人間はガイナーレの幸せをすさまじく願っている。

我々以外の6000人は強くガイナーレの勝利を願っている。

その中で戦っているのだ。


そしてカマタマーレの勝利を願う人間が600人もいる。

アウェイゴール裏にはこぼれんばかりのカマタマーレサポーターであふれている。



巨大な相手サポーター

それと対峙する大勢のアウェイサポーター


いまここは間違いなく「J」の舞台。

それも飛び切りの極上の死闘の舞台である。それを実感した。

そしてそれはとても幸福な時間だった。



そのたった3分後

試合はさらに急転する。

カマタマーレ先制!!!

サッカーの女神様は今日、どんなシナリオを持ってきたのだろう・・・・


にほんブログ村 サッカーブログ カマタマーレ讃岐へ
にほんブログ村



コメント

No title

あの時間、確かに深緑の「コ」は盛り上がり、揺れ動いていたんでしょうね。でも、全く気付きませんでした。600人の水色の海も、十分に頼もしかったですよね。

Re: No title

おお!!イノモトさんお疲れ様でした。
水色の海・・・・いただきます・・・・ニヤリ・・・・

退団情報ばかりでつらいですね~今日もチーチョル退団のニュース
しばらくは憂鬱ですが頑張って彼らが残した戦いを書いてみます。
またコメントくださいね~

水色の海・・・いいですねぇ・・・いただきま~す!!!

ではでは
非公開コメント

プロフィール

がく 

Author:がく 








2017年 チャント集

2017 カマタマーレ 選手チャント
2017 カマタマーレ 選手チャント posted by (C)がくお

2017 カマタマーレ チームチャント
2017 カマタマーレ チームチャント posted by (C)がくお

ブログサブタイトル 

2017 J1侵攻編

カマタマーレ讃岐公式ホームページ
コチラから


2013年6月30日以前のブログはこちらです
とあるサポーターへの追憶~カマタマーレサポーター日記~


にほんブログ村 サッカーブログ カマタマーレ讃岐へ
にほんブログ村 



小学生では水泳を習ってました。水泳の脚力アップにサッカーを習いましたがむしろサッカーの魅力に取りつかれました。しかし小学校5年生からのスタートはハンデでした。伸び盛りのゴールデンエイジにまだサッカーをはじめていないこと。インターネットなどがなく、今ほど理論的な指導はなく、スクールなどは充実していなかったことなど。何よりその才能はサッカーの神様に愛されているとは到底言い難いものだったこと(泣)。選手としてはMF、DF最後はゴールキーパーとして15歳の試合を最後に(中学総体時)に引退しました。

月日は流れ・・・

その後もサッカーは好きで代表戦やJリーグを中心にサッカーを見ていました。トッププレーヤーのため息が出るほどの美しいプレーを見るたび、自身の才能のなさを嘆くこともありました。なぜサッカーをすることにおいて、サッカーの女神は私を愛してくれなかったのか?(同じ名前なのに鹿島の柴崎君は愛されているようです・・・笑)その答えは40歳を過ぎた時に明らかになる出来事がありました。わが郷土にJリーグを目指して闘い始めたサッカーチームが現れたのです。女神様は競技する才能を私に与えなかった。しかし、それと引き換えに「サッカーを愛する才能」をふんだんに授けてくれたたことに気が付きました。そしてその才能を充分発揮できる宝物も与えてくれました。今、私の才能・・・サッカーを愛する才能・・・のすべては一つのチームに注がれています。そのチームの名前はわが郷土から初めて誕生しようとしているプロサッカーチーム・・・「カマタマーレ讃岐」。このチームとともに神様が与えてくれたミッションを果たすべくすすむ大冒険をブログにつづりたいと思います(笑)

よろしくお願いいたします

(=゚ω゚)ノ


このブログタイトルについて

初めてカマタマーレの試合を観戦した時に目にした古参サポーターさんたちの情熱。とても感動したのを覚えています。それ以後、彼らの熱い思いをいつまでも振り返れるよう、そして自分自身が忘れないようにこのタイトルをつけました。

飛行士業

しかし、モデルとなった原作「とある飛空士への追憶」のようにさわやかなブログには程遠く「暑苦しく、無秩序に取り乱した文章」を書き散らかされております。ご容赦ください。ちなみに筆者イメージも原作とは程遠く「飛空士」というより「低牛」のほうがイメージに合致します(笑)

にほんブログ村 サッカーブログ カマタマーレ讃岐へ
にほんブログ村 

最新トラックバック

フリーエリア

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR