アウェイゲート体験記 水戸ホーリーホック編



アウェイゲートのホーム観戦の仕方は

耳を澄まし、

ただ歓喜の瞬間が訪れるのを待つのみ。


其れはいいのだ。

自分から望みしていることだから。


ただ、今日見た様々な場面、

集客に懸命なアクションをつづける

スタッフ、サポーター、ボランティア、アカデミー

しかし、結果は

その奮戦をあざ笑うかの様な来場数。



だからより懸命に祈った。

せめて今日集まったサポーター達に

今日はじめて訪れた少年達に

「極上の勝利を見せてあげたい」と…



選手は死闘を繰り広げている。

彼らこそ誰よりそのミッションに懸命で

文字通り命懸けの仕事をしている。



だから、ほんの少しでいい。

少しの幸運をカマタマーレに…

私はゲート運営の間、ずっと祈りつづけた。



祈り通じたか試合が動く。

爆発した歓喜がアウェイ側に届く。

耳を澄まさなくても聞こえる。

なにが起こったかわかる。

水戸側のリアクションが

リカバーチャントである以上

カマタマーレは猛攻を結実させ

得点を奪い、

試合の主導権を奪取した。



「しャァァああ!!」

確信を持ってゲートで一人咆哮する。



あとは更に祈る

追加点奪えます様に…

失点しませんように…



長い長い時間を懸命に過ごす。

どうかこの掴みかけた唯一の光が

消えてしまわない様に祈る。



ゲートフリー後はコンコース内撤収が始まる。

この作業は

もう直ぐ試合は終わる事を意味する。



ゴミを纏め終わった時

ふと視線をピッチにむける。

時計は45分を指しており、あとはロスタイム。


ボールの位置は定かでないか

みんな懸命に戦っている。



あと少し、頑張れ、頑張れ…



そう呟きコンコース下のテントに

駆け下り始めた瞬間

「ワァッ」という歓声。



規模や響き方で

どちらが何を得たかはっきりわかる。


どこのチームであろうが

何人の応援だろうかが

魂がこぼれ出しそうな歓喜が起こる瞬間は

一つしかないのだ。



仲間のボランティアとしゃがみこむ

崩れる様にしゃがみ込む。

何やらサッカーの女神に悪態をつく


つい先ほどまで我らを勇気づけたロスタイム、

つまり残り時間は完全に敵にまわる。

つまり再び得点し突き放すのは

絶望的な可能性である。

………………


………………


………………



試合が終わる。

いつもより足ばやにスタジアムを後にする

讃岐サポーター達と対照的に

水戸サポーターさんは歓喜の余韻を楽しみながら

撤収作業をすすめている。


其れは正に勝者の光景。

土壇場で相手から勝ち点を2つ奪い

自らは勝ち点1を得る。

差し引きプラス3

間違いなくそこには勝者のテンション。

誇らしい顔。


対照的的にスタジアムビジョンに映し出される

硬直したり、うなだれたり、

重い足取りの讃岐サポーター。



いかほど悔しいことか…



なみだがでるほど愛しくなる。

しかし、一方

「荒れてなければいのだが…」

とも心配する。

何故ならここまでの経緯と

今日の最終結末は余りに讃岐には残酷だから。



みんな、冷静に、クレバーに

そう思いながらいつ終わるか予想ができない

歓喜の撤収を見守る。



アウェイゲート運営である以上

お客様の笑顔は嬉しいもので

いくら時間をかけてもらっても構わない。(笑)

たまに、サポメンタルに戻ってしまう

めんどくさい自らのメンタルに

自爆しているだけである。ここは問題なし。


お疲れ様。

水戸サポさん達

見事な同点劇

うどんの腰は納豆の粘りに今日は脱帽です。



アウェイサポさんの撤収が

ほぼ終息に近づいたとき

私はゴミを回収、集積をしていた。

ふと見上げると

スネアドラムを担当していた水戸のコアサポさんが

申し訳なさそうに

「これもいいですか?」

と折れたスティックを差し出す。

快諾し受け取る。


スティックは激戦の中で折れた剣の如し

その迫力に「はっ」とする。

そして思う。

彼らとて懸命に戦っていたのだ。

アウェイの地で

まだ勝利どころか1点も奪った事のない相手に

先制され、それでも恐怖と戦いながら

たった80人で戦い続けたのだ。


このドラムスティックは

今日の私の「マッチデーハイライト」

である。


それぞれの思いを背負い激突し

その結果引き分けたのである。


みなさんお疲れ様でした。

水戸サポさん達、

ご来場誠にありがとうございました。

道中気をつけてお帰りくださいね。



今度は私達がお邪魔いたします。







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小学生では水泳を習ってました。水泳の脚力アップにサッカーを習いましたがむしろサッカーの魅力に取りつかれました。しかし小学校5年生からのスタートはハンデでした。伸び盛りのゴールデンエイジにまだサッカーをはじめていないこと。インターネットなどがなく、今ほど理論的な指導はなく、スクールなどは充実していなかったことなど。何よりその才能はサッカーの神様に愛されているとは到底言い難いものだったこと(泣)。選手としてはMF、DF最後はゴールキーパーとして15歳の試合を最後に(中学総体時)に引退しました。

月日は流れ・・・

その後もサッカーは好きで代表戦やJリーグを中心にサッカーを見ていました。トッププレーヤーのため息が出るほどの美しいプレーを見るたび、自身の才能のなさを嘆くこともありました。なぜサッカーをすることにおいて、サッカーの女神は私を愛してくれなかったのか?(同じ名前なのに鹿島の柴崎君は愛されているようです・・・笑)その答えは40歳を過ぎた時に明らかになる出来事がありました。わが郷土にJリーグを目指して闘い始めたサッカーチームが現れたのです。女神様は競技する才能を私に与えなかった。しかし、それと引き換えに「サッカーを愛する才能」をふんだんに授けてくれたたことに気が付きました。そしてその才能を充分発揮できる宝物も与えてくれました。今、私の才能・・・サッカーを愛する才能・・・のすべては一つのチームに注がれています。そのチームの名前はわが郷土から初めて誕生しようとしているプロサッカーチーム・・・「カマタマーレ讃岐」。このチームとともに神様が与えてくれたミッションを果たすべくすすむ大冒険をブログにつづりたいと思います(笑)

よろしくお願いいたします

(=゚ω゚)ノ


このブログタイトルについて

初めてカマタマーレの試合を観戦した時に目にした古参サポーターさんたちの情熱。とても感動したのを覚えています。それ以後、彼らの熱い思いをいつまでも振り返れるよう、そして自分自身が忘れないようにこのタイトルをつけました。

飛行士業

しかし、モデルとなった原作「とある飛空士への追憶」のようにさわやかなブログには程遠く「暑苦しく、無秩序に取り乱した文章」を書き散らかされております。ご容赦ください。ちなみに筆者イメージも原作とは程遠く「飛空士」というより「低牛」のほうがイメージに合致します(笑)

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